美容外科情報室

 
 

豊胸術

Q海外に住んでいます。豊胸手術を受けるとしたら、やはり日本でしたいのですが、異物を入れるのはやはり抵抗があるのと、何日も日本にいなければならないのが難点です。たとえ、それが何ヶ月かしかもたなくて、何度もかようことになってもよいから、もっと手軽に注射などで行うものは存在しないのでしょうか。ヒアルロン酸を注入という方法もあると聞いたことがあるのですが、それは一体どういうものでしょうか。

Aバッグプロテーゼが開発される前の時代には、シリコンジェルを直接注入する方法がありましたが、かなりの方が強度の変形、皮膚や乳腺の炎症、免疫異常、発ガンなどの後遺症に苦しめられる結果となり、人体の組織にしみこんで混じってしまう注入治療はなくなりました。
最近、しわ治療目的で開発されたヒアルロン酸が豊胸術用に改良され、現在ヨーロッパで臨床研究(人体実験)中で、早くて来年発売される予定になっています。最近日本の雑誌で、注入豊胸の記事が載っていましたが、これは膝関節の治療用ヒアルロン酸を用いられているようで、数週間で吸収されていますし、一度に多量の注入をする場合の安全性は保証されていないと思います。

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Q豊胸施術を18年前にしたものです。中で硬くなり不安になり取り出したく、18年前の病院にいきましたところ45万かかるとのことです・・・。最近日増しに硬くなってきています・・・。どうしたらいいのでしょうか?

Aやはり除去術を受けられたほうが良いと思います。
実際に拝見していないので、正確な判断はできませんが、症状が進行しているのであれば、バッグが破れてシリコンが漏れ出していることが考えられます。放置しても改善はありませんし、シリコンが皮膚や乳腺にしみこんでいって、いろいろな病気の元になることもあります。
治療を受けられた病院だけでなく、複数のクリニックに受診されてみてはいかがですか?最近は総合病院の形成外科でも対応できるところがあり、費用も良心的な場合もあります。

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Q私は以前受けた豊胸術の結果の不自然さに満足できず、除去したいと思っています。手術を受けたクリニックに言うと、費用は通常通りかかるということでした。最近は大学病院なども美容外科手術に着手していると聞きましたが、大学病院だと保険も効き、安く除去できたりするのでしょうか?費用の負担はやはり馬鹿にならないので、安く安全に行える方法をぜひ教えてください。

Aまず、豊胸術を受けられる際に、どのような説明があったかがポイントになります。
もし、誰でも『自然な』結果が得られると強調していたとすれば、結果としてそうなっていないわけですから、契約不履行ですので料金の払い戻しや無料での再手術を要求しても良いと思います。
豊胸術自体が保険適応にならないですので、その事後処理としての摘出術は『形や感触が不自然』という理由だけでは保険適応になりません。というのが建前ですが、病院によっては事情を汲んでくれて、ごまかして保険診療してくれるところもあるかもしれません。
ただ、そういったトラブル処理に経験が浅い医師に当たると、かえって悲惨な目にあうかもしれませんから、多くのクリニックや病院を回って納得する説明と回答が出たところを選んでください。

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Qバストアップをさせたい。どうしたらいいの?

豊胸術イメージA自分の体の部位から脂肪を移植する脂肪注入の方法があります。また、皮膚を切開し、バッグプロテーゼ(シリコン・生理食塩水など)を挿入する方法もあります。さらに、ヒアルロン酸を注射する方法があります。いずれも期間、料金、効果など自分に合った方法をカウンセリングしてもらい、判断してください。


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Q豊胸手術ってどのくらい効果が持続するの?

A豊胸手術にも脂肪注入するもの、バッグプロテーゼ(シリコン・生理食塩水など)を挿入するもの、ヒアルロン酸注射をするものなどがあります。脂肪注入の場合は約2時間、バッグプロテーゼ挿入は約1時間で行われますが、経年劣化が考えられますので、半年または1年に1回は乳癌検診を兼ねて検査をすることをおすすめします。乳腺外科と提携している信頼のおける美容外科を選ぶと良いでしょう